台北往復7,000円 ピーチの弾丸キャンペーンで0泊海外旅行へ【レポート】

109番ゲートに向かってみると、出発準備が遅れているようで乗務員もまだゲート前で待機していた。結局、乗客の搭乗は本来の出発時刻を過ぎた午前6時に開始。ピーチでは窓側のA・F席の乗客が先に搭乗し、続いて通路側・窓側の乗客が搭乗する。

座席は最後列の30列がアサインされていた。航空会社・機材によっては、最後列座席はシートリクライニングが全くできないことがあるのだが、この機材ではリクライニングすることができて一安心。ただし、座席間隔は非常に狭く、前の座席の人がリクライニングしているとテーブルに顔を伏せて寝ることすらできない。

およそ30分遅れの午前6時25分ころに出発。機内では台湾の入国カードが配布されるので、記入を済ませておく。記入欄には「台湾での滞在先ホテルまたは住所(來臺住址或飯店名稱)」という項目があるが、0泊弾丸の場合は復路便名を書いておけばいいとのこと。「MM858」と記入する。

飛行中も強い向かい風に影響されたため、さらに15分ほど遅れが拡大して午前9時10分に桃園空港第1ターミナルに到着した。桃園空港では、中国本土路線の到着が集中するタイミングなど時間帯によっては入国審査にかなりの時間を要することがある。せっかく弾丸旅行で朝早く台北に着いたのに、入国審査で長時間待たされては滞在時間が減ってしまう。

そんな時、直近12か月に台湾に3回以上入国している人であれば、専用レーンを通って入国審査の待ち時間を短縮できる「常客証」というものを利用できる。3回目の入国後であれば、インターネットで申請してすぐに取得できるので、台湾リピーターの方には是非おすすめしたい。この時は一般レーンもそれほど混雑していなかったが、常客証を利用して3分と待たずに入国審査を通過できた。

さて、ここからは復路便の時間まで台湾を満喫しよう。桃園空港から台北市内までの移動には、3月に正式開業した桃園メトロを利用してみた。これまではリムジンバスで約1時間かけて移動するのが一般的だったが、桃園メトロでは最短35分で移動できるようになった。

1 2 3