アメリカ政府、機内への電子機器持ち込み禁止措置をヨーロッパ各国へ拡大検討

アメリカ国土安全保障省

ロイター通信によると、アメリカ政府は機内へのパソコンなどの電子機器の持ち込み禁止措置を、ヨーロッパ各国にも拡大することを検討していることがわかった。

アメリカとイギリス政府は、中東と北アフリカからアメリカとイギリスに向かう直行便を対象に、携帯電話より大きな電子機器の機内持ち込みを禁止すると3月21日に発表。アメリカ政府はトルコ、ヨルダン、エジプト、クウェート、カタール、モロッコ、サウジアラビア、アラブ首長国連邦の8ヶ国、イギリス政府はトルコ、レバノン、ヨルダン、エジプト、チュニジア、サウジアラビアの6ヶ国からの直行便を対象としている。

機内へバッテリーに偽装したプラスチック爆弾を持ち込み、爆発させるテロを未然に防ぐための措置。国土安全保障省のデビット・ラパン報道官は、「決定している事項はないが、旅行者の安全を保つために必要な変更は行う。」とコメントしている。

■関連記事
アメリカとイギリス政府、中東などからの直行便でPCやタブレットなどの機内持ち込み禁止
ロイヤル・ヨルダン航空、パソコンなしで機内で過ごす方法を発表 「テーブルでキーボードを装う」など12個