デルタ航空、エアバスA350-900型機の受領を延期 初号機は予定通り

デルタ航空は、2019年から2020年に受領を予定しているエアバスA350-900型機10機の受領を、2年から3年間延期すると発表した。

初号機の受領スケジュールには変更なく、2017年第4四半期に運航を開始する計画。25機を発注済みで、2017年には5機の受領を予定している。主に太平洋路線に投入する計画で、ボーイング747-400型機は年内にも退役する。

エアバスA350-900型機には、個室型ビジネスクラス「デルタ・ワン」スイートを32席、「デルタ・プレミアム」48席、エコノミークラス「メインキャビン」226席の計306席を配置する。全席にモニターを設置し、機内ではWi-Fiサービスを提供する。

個室型ビジネスクラスの「デルタ・ワン」スイートは各座席にスライド式ドアを設置しており、18インチのモニター、形状記憶クッション、パソコンやヘッドフォン、靴などを収納できるスペース、電源とUSBポートなどを設けている。プレミアム・エコノミークラスの「デルタ・プレミアム」は、シートピッチは最大約96.5センチ、シート幅は最大約48.3センチ、リクライニングは最大約17.8センチとなる。可動式のレッグレスト、ヘッドレスト、電源のほか、機内エンターテインメント「デルタ・スタジオ」が楽しめる13.3インチのモニターも設置する。

■関連記事
デルタ航空、来秋に新型プレエコ「デルタ・プレミアム」導入 エアバスA350型機から
デルタ航空、全室個室タイプのビジネスクラス導入 ビジネスクラスにスライド式ドア設置は世界初
デルタ航空に引き渡しのエアバスA350-900型機初号機、組み立て作業進む

詳細はこちら