エアアジア・ジャパン就航記念レセプション、トニー・フェルナンデスCEO挨拶全文【全文書き起こし】

そして、美しい女性達の前で踊っていたダンサーの男性がいたのを皆様とても印象に残ってらっしゃると思う。アシュラックさんですね。彼は素晴らしいダンサーで、前に私に自分が踊っているダンスのビデオを送ってくださったんとなる。あまりにも素晴らしいのでそれをアップロードしたら、1,000万人以上が観てくださった。実は近々、ブリトニー・スピアーズと共演することになる。これはサプライズとして取っておいたんですけれども、日本の地で発表することになりました。

本日見せることができました、私どものユニークなところ、他のエアラインとは違うところというのが私達を強くしたと思いますし、創業時にはたった2機だった飛行機を220機まで増やすことができたのも、たった年間二百数名しか搭乗者数がなかったのが、1,600万人以上になったというのも、全てユニークなクルー達のおかげだと思っている。すぐそこにいらっしゃるキャビンアテンダントはフランス人と結婚されて、この方の作る機内で料理が振る舞われることになるということもありますし、本当にクルー達から会社がどんどん発展していっている。ですので私どもの会社をぜひ日本の方にも愛してほしいと願ってやみません。

どうして私がきょう侍の格好しているのか。株主から身を守るためか。随分お待たせしてしまったので本当に身の危険を感じることもありました。

私が今日この格好をしたのはですね、実はクアラルンプールで幼少期を過ごしていた頃、日本の侍ドラマをよく観ていました。日本のドラマをたくさん観た中でも、森田健作さんの「これが青春だ」がとても印象に残っている。

もう少し真面目なビジネスに近い理由を申し上げますと、色が赤だということ、エアアジアの赤ですね。そして30キロもあってとても重いんですけれども、こんなのを着ていられるというのは、私が実は中身がとてもスマートで、脂肪がなくて、ハングリー精神で新しい航空業界に乗り込んで、戦争に勝ってみせるという強い意識の現れとなる。

そして私が今戦争と申し上げたのは、皆さま他のエアラインだと思われるかもしれませんが、私が戦おうと思っている敵は高い料金、航空運賃となる。こういった高い航空運賃のためにこれまで海外に行くことができなかった人たち、こういった方たちを海外に連れていきたいと思っております。私が幼少期の頃日本に憧れたように、たくさんのアジアの子どもたちが、日本を映画で観たり、日本の車を買ったりしながら、とても勢いがある韓国ですら全て日本からコピーしたと思えるほど日本の影響は大きくて、日本というのは私どもにとってミラクルな国であるわけとなる。ですので、ぜひ日本とアジアとの人の行き来が活発になるようなことをしたいと私はずっと思っておりました。これは今回のことはラウンド2と呼べると思うのですが、ラウンド1として以前日本と手を組んだことがありました。皆さん御存知の通り、非常に短い期間で離婚という形で終わってしまいました。今回は2度目の結婚ということで、実は2つの結婚ということで、先週個人的にも結婚式を挙げましたので、個人的な結婚もありますし、もう一つの結婚というのが、今回楽天やノエビアやアルペンの皆様、株主の皆様に助けられて、こうやってセントレアに根をおろすことができたという素晴らしい結婚となる。これを通じてタイやマレーシア、多くのアジアの子どもたちが、テレビで日本を見るだけではなくてお互いに行き来できる環境が整えばと思う。

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