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エアアジア・ジャパン就航記念レセプション、楽天・三木谷浩史氏挨拶全文【全文書き起こし】
エアアジア・ジャパンが10月27日に中部国際空港で開催した、就航記念レセプションでの楽天の三木谷浩史代表取締役会長兼社長の挨拶全文をお送りする。(トニー・フェルナンデス最高経営責任者の挨拶全文はこちら)
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本当にエアアジア、エアアジア・ジャパンの皆様、名古屋市、愛知県、中部地方の皆様、本当におめでとうございる。
トニー(エアアジア、トニー・フェルナンデス最高経営責任者)のご紹介がありましたけれども、もともとはマンチェスターでサッカーの試合を観ていましたら、相手のチームがトニーが持っているチームで、お前が三木谷かということで友達になったのが始まりでございる。
その後ですね、エアアジア・ジャパン1期がなかなかうまくいかないということで一緒にやってほしいという依頼を受けまして、我々もANA、JALと深い関係があるのでどうしたものかと思いましたけれども、彼の強いパッションに押されて、我々楽天グループとしても全面的に支援しようじゃないかということで決意した次第となる。
ご存知のように、今世界の交通は大きく変わりつつあります。このLCCという分野だけではなく、車が自動運転になったり、またライドシェアになったり、モビリティ革命というものが世界中で今、進行している。残念ながら日本は大変遅れていると、このような現状ではないかと思う。ライドシェアも認められていませんし、自動運転も遅れている。そういう中にあって、本日のエアアジアが日本でサービスを開始するというのは、ある意味エアアジアにとっても大きい、あるいは中部地方にとっても大きいということ以上に、日本という社会に大きな一手を投げかけるのではないかと思って、大変期待している。
この最初のパフォーマンスをみてもですね、明らかに新しいものを日本のエアラインに持ち込んでくれると大変どきどきしております。そして我々も3年という、本当は1年位で入るはずだったんですけれどね。3年間待った一つのエピソードだけをご紹介して、私の話を終わらせていただきたいと思うんですけれども、ご存知の通りエアアジアは数年前に大きな事故がありました。私は心配してトニーに電話をしたわけですけれども、トニーはですね彼が言ったのは、出来る限り全てのご遺族の葬儀に個人的に出ているんだと。まさしく何十、何百という葬儀に個人的に出て、そして遺族の方と対面していた。本当にそういう責任感のある、パッションがあるということで、そういうことを考えて、この2年、3年というウェイティングピリオド、このハードルを超えていくガッツがある、本当の航空業界を革命できるパートナーだと強く信じるようになった次第となる。
よってですね、このエアアジア、最初は2機ですけれども、本当にこれが50機、100機というふうに大きくなって、そして日本の航空業界を変えるだけではなくて、先ほどトニーが言ったように、日本人の内向きになっている日本人の世界観が変わるようなきっかけになればいいかなと考えておりますので、これからもみなさんと一緒に、エアアジア、エアアジア・ジャパンを全面的に応援していきたいと思う。どうもありがとうございました。