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スカイトラックスも絶賛 ターキッシュエアラインズのビジネスクラスの実力とは【搭乗レポート】
イスタンブール出発からおよそ10時間、中国・天津と大連の間の渤海上空付近で機内の照明が点灯。それからほどなくして到着前の機内食が提供された。こちらも主菜は2種類を掲載。
二度目の食事を終えたころ、搭乗機は日本の領空に入っていた。快適な空の旅もあと僅か。到着に備えて着替えや歯磨きをしていると、やがて機体は降下を開始。房総半島を西側から半周するようにして成田空港に着陸した。
およそ12時間の長丁場のフライトとなるこの路線だが、フルフラットシートでゆっくりと睡眠がとれるため疲労感もそれほど感じない。食事時間を除くと6~8時間の睡眠時間が確保できるが、食事と睡眠だけでこの快適なフライトが終わってしまうのがもったいないほどだった。
ところで、ビジネスクラス利用客はイスタンブール空港出発前にCIPラウンジ「Lounge Istanbul」を利用できる。スカイトラックスによる格付けにおいて、ターキッシュエアラインズはラウンジ部門でも上位の常連で、2017年は「Best Business Class Airline Lounges(ベストビジネスクラスラウンジ部門)」および「Best Business Class Lounge Dining(ベストビジネスクラスラウンジ食事部門)」ランキングで1位を獲得した。前述の「Best Business Class Onboard Catering(ベストビジネスクラス機内食部門)」と合わせて、ビジネスクラス三冠王というわけである。
ラウンジの運営はTURKISH DO&COが担当。筆者が利用した際は時間帯の関係か、食事は準備中のものもあったが、日中はシェフが腕を振るうトルコ伝統料理や世界各国の料理が提供されているという。
この「Lounge Istanbul」、なにより規模が大きい。総床面積約5,900平方メートル、収容人数約1,000人という圧巻の広さの空間には、シャワールームなどの一般的な設備はもちろん、ビリヤード台やシミュレーションゴルフなど他のラウンジには見られないような設備もあり、フライトまでの待ち時間だけでは回り切れないほど。その全容は是非実際に訪れて体験してほしい。
(取材協力:ターキッシュエアラインズ)