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【搭乗レポート】空飛ぶ宮殿のエコノミークラスに搭乗 エミレーツ航空のエアバスA380型機でカサブランカへ
機内の半分以上が日本人であった。日本人客室乗務員も6名搭乗しており、日本線に限っては言語の心配は不要だと思われる。機内放送は英語・アラビア語・日本語で行われた。搭乗後、「ただいま給油中のためシートベルトはお締めにならないようお願いいたします。」との放送が流れた。
事前に指定した座席47Kは機体最前方であったため、すぐに自分の席を見つけることができた。ちなみに機体前方にしたのには理由がある。エアバスA380型機以外の機材の場合、機体最前方は上級クラスが設置されていることがほとんどであるため、筆者が最前方に座るチャンスが現時点でかなり少ないからである。
そんな貧乏話は置いておき、座席を見ていく。座席間隔は身長179センチの筆者が座って地球の歩き方が間に1冊入る程度の余裕がある。加えて窓側座席の場合、足元の横のスペースが機体の形も合間って若干ではあるが広くなっている。以前搭乗したLOTポーランド航空のボーイング787型機のエコノミークラス座席より広く感じた。
機体にはマルチタイプのコンセント(一部座席にはなし)、USBポート、コート掛け、ドリンクホルダー、折りたたみ式テーブル、リモコン、イヤホンジャックが備え付けられている。座席のヘッドレストは可動式であった。リクライニングは座席が少し前にずれるものの、前の座席の乗客が倒すと少し圧迫感が感じられる。
座席には機内誌やエンターテイメントプログラム「ice」の案内、安全のしおりといった各種雑誌があった。また毛布、クッション、ヘッドホンも各座席に1セットずつ用意されていた。
機内誌「OPEN SKIES」や機内エンターテイメント冊子「ice」は全て英語表記もしくはアラビア語で日本語は見られなかった。ただし「ice」内の邦画ページのみ、日本語があった。
また深夜便であるため、離陸前にアメニティが配られた。可愛らしいデザインのポーチの中には歯ブラシ、アイマスク、耳栓、靴下、2020年ドバイ万博の宣伝しおりが入っていた。エコノミークラスでも空飛ぶ宮殿の一端を感じることができた。