チェジュ航空、日本線さらに増強 大阪/関西〜務安線4月就航準備

チェジュ航空は3月14日、千葉県成田市内のホテルでマスコミ向け懇談会を開催した。

チェジュ航空は2008年7月に、済州〜広島線のチャーター便で日本に初めて乗り入れた。2009年3月にはソウル/仁川〜大阪/関西線で定期便初就航。その後、名古屋/中部、福岡、東京/成田、沖縄/那覇、札幌/千歳の順に、日本の主要都市に乗り入れた。2017年からは地方路線を拡充し、松山や鹿児島にも就航した。現在は日本の8都市へ13路線を展開している。

これまでの日本線での売上高は2,495億韓国ウォンで、チェジュ航空の業績に占める割合は約25%に及ぶという。2017年には、日韓線を運航する航空会社の中で、3番目に多くの送客を行うとともに、全体の約半数が韓国の格安航空会社(LCC)だった。チェジュ航空は韓国LCCの中ではトップで、唯一200万人を超える総客数を記録した。日本政府観光局(JNTO)の調査では、2017年の韓国からの訪日観光客数は714万人と、中国に次いで2位だった。前年比40.3%と高い伸びを示している。

今後、年間7機から8機程度を導入し、2020年までに56機体制となる計画。日本線は、4月から福岡〜ソウル/仁川線を週28便体制とするほか、東京/成田〜ソウル/仁川線は週26便、札幌/千歳〜ソウル/仁川線は週19便に増強する。4月末には、大阪/関西〜務安線の就航を準備しており、清州などの韓国の地方都市と日本を結ぶ計画もあるとした。

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