エイチ・アイ・エス、業績予想を下方修正 アジア・アトランティック・エアラインズの債権放棄

エイチ・アイ・エスは、2018年10月期の連結業績予想を下方修正した。

売上高は7,200億円(前回発表予想比150億円減)、営業利益は173億円(同7億円減)、経常利益は175億円(同25億円減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は91億円(同27億円減)となる。

売上高と営業利益の修正は、ミキグループの新システムのリリース遅れや、ラグーナテンボスの入場者数が年初計画より減少したこと、HTBエナジーの燃料コストの増加が主な理由。経常利益の修正は、想定より円高に推移していることから発生する為替差損が影響した。親会社株主に帰属する四半期純利益の修正は、アジア・アトランティック・エアラインズに対する、約16億円の債権の回収が困難と見込まれることから、放棄することによるもの。

また、オーストラリアのゴールドコーストとブリスベンで運営しているウォーターマークホテルの土地と建物を売却することを予定しており、資産売却益が約10億円発生する見通し。