エアークリスタル、破産開始決定 東京商工リサーチ調べ

東京商工リサーチ

東京商工リサーチによると、2015年3月に事業を停止し、破産準備に入っていたエアークリスタルが、6月6日に東京地裁より破産開始決定を受けたことがわかった。

エアークリスタルは第3種旅行業で、インド・中東旅行を中心にパッケージ旅行や航空券・ホテル等の手配を行い、2010年4月期には売上高約3億2,000万円をあげていた。インドやネパール、スリランカをはじめ、中東ではヨルダン、イスラエル、レバノン、イラン方面のツアーを得意としていた。

東日本大震災以降に売上高が低下し、円安やイスラム国問題などで業績不振が続いた。債権者は金融機関や取引業者など16名に対して約1億円だった。一般旅行者はいないという。