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土日で行ける ?ロシア旅行 東京発着ユジノサハリンスク滞在レポート【坂部秀治の航空よもやま話】
座席は「2-2」配列で、シートピッチは標準的だ。
飛行中は機内食やアルコールは提供されないものの、ソフトドリンクは提供しており、ちょっとした息抜きを楽しめる。ロシア語の新聞も提供していた。
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復路となる3フライト目はワンワールドに加盟しているS7航空を利用した。成田空港と関西国際空港に乗り入れており、緑色の機体とともに見覚えのある読者も多いだろう。機材は格安航空会社でお馴染み、エアバスA320型機でビジネスクラスも設置されている。
S7航空のフラッグシップとして活躍するエアバスA320-200型機。日本でもANAグループや一部格安航空会社が導入しており、馴染み深いだろう。国内線・国際線問わず運航され、この日はユジノサハリンスク~ウラジオストク~東京/成田間が同一機材でのアサインとなっていた。ユジノサハリンスクではタラップ搭乗、地方空港ならではの光景だ。
ユジノサハリンスクは、ウラジオストクとともにユジノクリリスク行きも発着する。ユジノクリリスクは現在の国後島・古釜布であり、北方領土とされる離島エリアにも足を延ばしている。サハリンを含む極東在住者は飛行機が一種のライフラインであり、信頼された交通機関なのである。
機内前方に設置されているビジネスクラス。一般的なリクライニングタイプだが、短距離路線では問題ないだろう。エコノミークラスとの差額も大きくなく、プレミアムクラスや国内線ファーストクラスといった、日本国内線の上位クラスと考えてもらえれば良いだろうか。
ユジノサハリンスクを離陸後、市街地上空を飛行する。窓側座席からはくっきりと街並みが見られ、旅行の余韻に浸れるだろう。碁盤の目状に整備された道路が歴史を物語る。