ラオックス、上海のクルーズ港で予約販売サービス 日本寄港時に引き取り

ラオックス

ラオックスは、上海呉淞口国際クルーズ港で訪日客向けに「予約販売サービス」を開始した。

港の運営会社である上海呉淞口国際郵輪発展と提携し、2016年5月からターミナル内にショールームを設置。携程金融服務(香港)の決済システムを導入し、訪日前に商品を予約購入できるようにした。

乗客は乗船手続きの待ち時間に、日本の化粧品や家電製品などの人気商品のサンプルを試すことができ、ウェブ上で予約や支払いを完了。日本に寄港した際に、ラオックスの店舗や港で商品を引き取る。これにより、滞在時間が限られている乗客の利便性が向上する。

日本に寄港するクルーズ船は、2017年には前年比37%増の2,764回に及び、過去最高を記録している。中国交通運輸部の発表では、中国でのクルーズ客は年平均33%増加し、2020年までに450万人に達するとしており、日本を訪れるクルーズ船の増加も見込まれている。