NEXCO西日本と三井住友建設、徳島道に超高耐久橋梁を高速本線で初採用

NEXCO西日本と三井住友建設は、徳島自動車道土成インターチェンジ(IC)~脇町IC間の別埜谷橋に、非鉄製材料を用いた超高耐久橋梁(Dura-Bridge)を、新設の高速道路本線橋として初めて採用する。

高速道路橋は凍結防止剤の散布や沿岸部の飛来塩分により、鋼材の腐食による劣化が進行するという。工事用道路として建設した実証橋によって施工性や安全性などの確認を行うことで、本線橋への適用性を検証してたところ、充分な強度特性を有していることが確認されたことから、採用を決めた。鋼材腐食によるコンクリート片はく落などによる被害を防ぐとともに、耐久性の飛躍的な向上による維持管理費用の削減が可能となる。

長さは27.5メートルで、まずは比較的橋長が短い橋梁で工事を行い、得られた技術的課題の整理や実績工事費を精査し、より橋長の長い橋梁に展開するための知見を得ることを目指す。