ロイヤル・カリビアン、日本市場注力 2020年オープンの東京国際クルーズターミナルに初入港へ

ロイヤル・カリビアン・インターナショナルは、東南アジア&シンガポールオフィス統括責任者に新しく就任したアンジー・ステファン氏が来日してメディアインタビューやパートナーズパーティを開き、アジアを中心としたクルーズ市場の動向や今後の販売戦略について明らかにした。

ロイヤル・カリビアン・インターナショナルはアジアでの運航を開始して11年目となり、2012年からはフラッグシップの「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」をアジアに配船するなど、重要市場として開拓を進めている。この数年のアジア市場は毎年20%の成長をみせているという。

日本では、「レジェンド・オブ・ザ・シーズ」、「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」、「マリナー・オブ・ザ・シーズ」で運航していた日本発着クルーズの影響で、シンガポール発着クルーズの参加者が伸びているという。日本発着クルーズの顧客は、フライ&クルーズと比較して若い顧客層が多く、2017年には50歳以下の利用者が全体の4割を占めたという。

アンジ―・ステファン氏は、「アジアのクルーズマーケットはここ数年で著しく成長をしており、日本は中国、台湾、シンガポールに続いて4番目で、日本におけるロイヤル・カリビアン・インターナショナルのシェアはまだ小さく今後も伸びる余地が十分にあると我々は期待している。日本人の旅行者は品質を重視するのが特徴で、日本人に人気のデスティネーションに質の高いクルーズを提供し、リピーターを増やしていきたい」と語り、クルーズでの休暇が根付いていない日本市場へは、シンガポール発着の4泊のショートクルーズ、ヨーロッパやアラスカへのフライ&クルーズ商品の訴求を行うとした。

2019年4月には新造船「スペクトラム・オブ・ザ・シーズ」をデビューし、2020年7月14日にオープンする東京国際クルーズターミナルに初入港する見通し。

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