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エミレーツ航空、エアバスA380型機を関空に就航 2日連続で特別塗装機
エミレーツ航空は、大阪/関西〜ドバイ線にエアバスA380型機を10月28日より就航した。エミレーツ航空のエアバスA380型機の就航都市は、関西国際空港が49地点目となる。
ボーイング777-300ER型機から大型化したもので、投入するエアバスA380型機は、完全個室「プライベート・スイート」のファーストクラス14席、フルフラットとなるビジネスクラス76席、エコノミークラス399席の計489席を設けており、供給座席数は38%増えた。ファーストクラスとビジネスクラス利用者は機内のラウンジ、ファーストクラス利用者は機内シャワースパも利用できる。エミレーツ航空は現在、エアバスA380型機を105機運航しており、57機を発注している。
10月28日に運航した初便は2020年のドバイ万博をアピールする青い特別塗装機(機体記号:A6-EOC)で運航。日本生まれのアラン・アニセト機長、ドバイ出身のアリ・カシャワニ機長とハッセン・モハマド副操縦士が乗務し、放水で出迎えられた。セレモニーが開催される翌29日にも同様に緑の特別塗装機(同:A6-EON)で運航した。
ドバイでは86カ国・地域の155都市以上に接続できる。日本人にはカサブランカ、バルセロナ、マルタなどが人気目的地だといい、サンパウロやサンティアゴなどへ乗り継ぐ人も少ないながら一定数いるとした。名古屋から関西国際空港へ運行している接続バスについては、名古屋在住のブラジル人の利用が多いという。
これにより、エミレーツ航空が就航する日本の3空港のうち、成田空港を含めた2つの空港にエアバスA380型機が就航したことになる。エアバスA380型機の就航を制限している羽田空港にはボーイング777-300型機の新仕様機「GameChenger」を投入しており、事実上、これ以上大型化することはできない。機内で開いたプレスカンファレンスで、アルマリ・サレム日本支社長はTraicyの増便や新規就航に関する質問に対し、「ドバイ本社が決定するもの」と話している。
日本線では懐石弁当などの和食の提供を提供しているほか、日本線では日本語対応ができる客室乗務員も乗務している。日本人の客室乗務員は297人、パイロットは7人が在籍し、ドバイを拠点に世界各地への路線に乗務しているという。日本人客室乗務員数は近年減っているものの、今年日本での採用を再開したことから、増加する見通しだという。機内エンターテインメントシステム「ice」には、100チャンネル以上の日本語の映画、TV番組、音楽番組などを搭載している。
機内については別途フォトレポートとして掲載する。
■ダイヤ
EK316 ドバイ(03:05)〜大阪/関西(16:55)
EK317 大阪/関西(23:35)〜ドバイ(05:45+1)