JALカード、一部電子マネーやプリペイドカードへのチャージでマイル積算を終了
世界一周航空券が8万円? 14日間の“クレイジー”な世界旅行の全貌【レポート】
始まりはティーウェイ航空(東京〜ソウル)
10月17日 TW9208 東京/成田(16:55)〜ソウル/仁川(19:40)
前述の通り、今回買った航空券はソウル発。したがってソウルまでは自力で移動しなければならない。
片道8110円という運賃の安さとフライト時間の良さから韓国のLCC、ティーウェイ航空を選んだ。ティーウェイ航空の国際線は、今回の旅の中で唯一オンラインチェックインができないため、チェックインカウンターで受付をする必要がある。搭乗率は高く、この路線を利用する乗客は多いようだ。
この中でこれから南米に向かう、という人はたぶんいないだろうなと思いつつ、窓から雲を眺めていたらあっという間にソウルに到着した。
機内で特に機内食等のサービスはなかったが、途中ティーウェイ航空のマスコットキャラクター、プートくんのコップでお水をもらえた。このキャラクター、どう見てもミッ○ィーに激似なのだが採用される前に誰か指摘しなかったのかと考えてしまう。
カジノと肉。ソウル滞在を堪能。
仁川空港に着いてまず向かったのは、空港から5分ほどの無料シャトルバスでアクセスできる「パラダイスカジノ」。日本人限定でLINE@の登録をすれば、7万ウォン(約7000円)のクーポンがもらえるキャンペーンを利用した。元手ゼロで遊べるのでソウルに行く機会があれば、おすすめだ。
次のフライトは翌日なので、市内に宿泊し、夜はレストラン「Myth Jakbol Hongdae」にて韓国の豚足料理であるチョッパルを食べた。迫力のある皿いっぱいの豚足の上に乗っているのは、大量のニンニクである。
これから10時間超えのフライトを2本控えているのに、こんなに非日常的なものを食べて大丈夫かと心配だったが、心配通り翌日若干お腹の調子が悪くなった。多少お腹はびっくりしてしまったものの、極めて韓国感のある料理を食べられて満足である。一緒に飲んだ「Fitz」ビールもスッキリしてとても飲みやすかった。
世界一周スタート(ソウル〜マドリード)
10月18日 KE913 ソウル/仁川(11:40)〜マドリード(18:00)
ソウルからマドリードまで、約13時間ほど大韓航空に搭乗する。エコノミーでも、搭乗した時点でクッション、ブランケット、スリッパ、歯ブラシ、水がもらえた。個人的にはスリッパや歯ブラシがもらえるのは長時間フライトには大変有難い。座席幅は今回の旅で一番広かったように感じる。
大韓航空の機内食といえば、やはりビビンバということになるだろう。大韓航空のビビンバは1998年に国際機内食協会のマーキュリー大賞を受賞しており、機上でもハイクオリティなビビンバが楽しめる。
大きめのボウルに具が入っており、そこにご飯を入れて、チューブに入った辛子などの調味料を加えて自分で作る形式だ。ビールとの相性ももちろん抜群。フライトを通して合計2食の機内食と軽食が出たが、どれも美味しかった。
マドリード滞在時間5時間半で何をするか
マドリードでの滞在時間は5時間半。これだけ時間があれば十分市内に出て観光できる。到着が夜だったので、夕食を食べに市内へ向かった。
スペインといえばパエリア!という短絡的な思考により、夕食はパエリアに決定。トリップアドバイザーで安くて美味いパエリアが食えるとの口コミを見つけた、「H10-Bar」へ。シーフードパエリアにレモンがよく合う。ダイナミックに殻付きで入れられた海老はインスタでも話題のようだ。
その後はマヨール広場のカフェへ。夜でも人通りは多く、賑やかだ。
ふらっと市場に入ってみるだけでも、完全に日本とは違う景色が広がっており、見ているだけで楽しい。
いざ南米へ(マドリード〜サンパウロ〜サンティアゴ)
10月18日 LA8065 マドリード(23:35)〜サンパウロ(5:15)
あっという間のマドリード滞在を終え、向かう先は南米のチリ。サンパウロを経由してチリの首都サンティアゴまで合計14時間半のフライトだ。短時間にこれほど移動すると、もはや時差は気にならなくなってくる。
ここからはラタム航空というチリの航空会社に乗る。後述するが、世界一周航空券のルートの肝となるのがラタム航空で、どのルートをとってもこの航空会社に乗ることになる。
機内はグラデーションで統一されており、デザインセンスが良い。搭乗率はほぼ100%で、意外にもこの路線を使う乗客は多いようだ。
機内食は南米の航空会社らしく、「肉」。普通はパンやライスが付いてくるものだが、ワンプレートで肉とポテトと付け合せの野菜だけ!としてしまうところがイサギが良くて好きだ。お肉は非常に柔らかく、赤ワインでも飲みたいところだが、大韓航空でもマドリードでもがぶがぶとアルコールを飲みすぎているのでオレンジジュースをチョイスした。
10月19日 LA8068 サンパウロ(9:15)〜サンティアゴ(13:34)
サンパウロでは4時間ほど時間があったが、ブラジルは南米で唯一ビザ必須の国。早朝で体力的にも消耗しているので、おとなしく制限エリア内で過ごした。
サンティアゴまでは再びラタム航空に搭乗する。機体はエアバスA320、座席は3-3配列で今までの飛行機に比べれば狭め。機内食は簡単にサンドイッチとフルーツが出た。
軽食も入れるとこれで6食目の機内食である。この時点で自分が食べているのは、朝食なのか昼食なのか、あるいは夕食、はたまた夜食か、と時間感覚が分からなくなってくる。10時間越えエコノミーの連続パンチを終え、最終目的地サンティアゴについた。
チリ滞在8日間、世界遺産バルパライソを訪れる
サンティアゴでの宿はAirbnbで、2LDKの物件を貸切で予約した。市内から若干距離はあるのだが、バルコニーからの景色に一目惚れして決めた。目下にはサンティアゴの街が広がり、その後ろには山々が連なる。
ここで朝コーヒーでも飲みながら太陽が昇ってくるのを待てば、旅の満足度は爆上がりである。2人で泊まって1泊1人1800円。オーナーも優しく、本当に良い宿だったと思う。
サンティアゴから長距離バスで3時間程行くと、バルパライソという海辺の街に着く。街全体が世界遺産に認定されているこの場所では、道を歩けばはっとするように鮮やかで、色とりどりの風景に出会う。町中の壁や階段の至るところに様々な絵が描かれており、どれも見ごたえがある。
街角で演奏している3人組など、この雰囲気を出すために観光局と契約でもしているのかと考えてしまうほど、見事にバルパライソの風景にハマっている。標高の高い場所にあるので、眺めの良いお洒落なカフェが至るとこにあり、この街に数ヶ月埋没してしまいたい衝動にかられる。