タタ・サンズ、ジェットエアウェイズ買収検討

タタ・サンズは、ジェットエアウェイズの買収を検討していることがわかった。

タタ・サンズは11月16日に声明で、「タタ・サンズによるジェットエアウェイズへの関心についてメディアでの憶測が広がっているが、このような議論は暫定的なもので、買収に関する提案はなかった」との声明を発表している。取締役会で議論が行われるとの現地報道もあった。

ジェットエアウェイズは、インド国内で2位のシェアを誇り、アジアや中東、欧米に124機でネットワークを広げている。通貨安や原油高などで債務不履行の懸念もあり、資本注入の必要性が高い。11月12日に発表した7月から9月までの第2四半期決算は、1,261,000万ルピーの赤字だった。事業合理化やハブでの接続強化などを通じ、事業の再構築を行う。

タタ・サンズ傘下のタタ・グループは、シンガポール航空と合弁でフルサービスキャリアのヴィスタラ、エアアジアと合弁で格安航空会社（LCC）のエアアジア・インディアを展開している。ジェットエアウェイズを買収した場合、ヴィスタラと合併させ、シェアを拡大させるとの憶測もある。

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