ヴァージン・アトランティック航空、フライビーの買収検討

ヴァージン・アトランティック航空は、フライビーの買収を検討していることがわかった。

フライビーは、イギリスのエクセターを拠点とする地域航空会社で、イギリスのほか、ヨーロッパ15カ国に路線を展開している。かつてはフィンエアーと共同でフライビー・フィンランドなどとして運航していた。

ガーディアン紙によれば、ストバルトグループとイージージェットも、フライビーの事業の全部もしくは一部の買収に名乗りを上げる可能性があるとしている。イージージェットはアリタリア航空の事業の買収も一時報じられた。

ヴァージン・アトランティック航空は、ブリティッシュ・ミッドランド航空の買収で得た、ロンドン・ヒースロー空港の発着枠を活用してイギリス国内線を「リトル・レッド」として展開していたものの、2015年に撤退している。撤退の理由を、乗り継ぎの接続性よりも地点間での需要のほうが強いためとしていた。ヴァージン・アトランティック航空とフライビーは、現在共同運航を行っている。

原油価格の上昇や競争激化など、ヨーロッパの航空会社は厳しい状況が続いており、2017年10月にはモナーク航空、今年10月にはプリメーラ・エアが経営破綻している。