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8日間のアメリカ縦断旅 “北米往復、運賃6,000円”の謎の航空会社を検証せよ【レポート】
厦門航空の爆安運賃はこう探す
今回筆者が利用したのは、東京〜シアトル往復の厦門航空。シーズンにもよるが、総額4万円台という料金は概ね他社の半額程度だろう。
このような運賃を探すには、複数の旅行会社や航空会社の料金を横断的に検索できる「Skyscanner」を使うのが便利だ。出発地と目的地を入力して期間指定なしで検索してみると、該当区間のフライトでの最安価格が表示される。
もちろん常に見つけられる訳ではないが、2018年12月現在往復4.8万円で同様の航空券を探すことができた。厦門航空はシアトルの他にも、ロサンゼルやニューヨーク、欧州ではパリ等にも就航しているので、他の就航地についても検索してみるとお得な運賃が見つかるかもしれない。
厦門航空で行く、アメリカ縦断の旅を終えて
(アメリカ大統領のマスクを被って観衆を沸かせるパフォーマー。サンタモニカ・ピアにて。)
「安い運賃には裏がある」。そう思われがちだが、厦門航空に関しては終始非常に満足度が高いフライトだった。確かに直行便と比べると経由が多く時間がかかるが、経由地にも観光できるので時間に余裕ある場合はメリットにもなる。
往復ともに厦門ではトランジットホテルを無料で用意してくれ、どちらも衛生的で綺麗なホテルだった。機内食は美味しく、機内のエンタメも充実していて、不満を感じるような箇所はほぼ見当たらなかった。
世界中の航空会社の安全性を格付けしている「AirlineRatings」によると、厦門航空は直近5年間全て満点の7点という評価を得ており、安全面でも安心できそうだ。
8日間という短い期間ではあったが、シアトル、ポートランド、サンノゼ、ロサンゼルス、ラスベガスと、アメリカ西海岸の主要都市を巡って来た。筆者が前回米国を訪れたのは約2年前だが、当時と比べてもよりITサービスによって生活が便利になっているのを感じた。
UberやLyftのタクシー相乗りや、LimeやBird等のキックスケーターシェア、シアトルでは話題のレジなしコンビニ「Amazon Go」等、様々なサービスを実際に体験して、どれも使い勝手の良さに驚いた。
きっかけはただ厦門航空が安いというだけだったが、実際に行ってみると日本では体験できない発見があって面白い。百聞は一見に如かず、読者の皆さんも興味があれば実際に足を運んでみては。