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みちのりグループの茨城交通と日立電鉄交通サービスは、来年5月1日をもって両社を合併すると発表した。
事業運営上は、両社の「対等合併」とする。手続き上は日立電鉄交通サービスの茨城交通への吸収合併となる。合併後、両社で重複する路線の区間内については、いずれかの会社の定期券を保有している場合に、その区間内であれば両社のバスに乗車可能となる(一部除く)。なお、両社のICカードシステム(茨城交通の「いばっピ」、日立電鉄交通サービスの「でんてつハイカード」)が異なるため、合併後もICカードの共通化は行われず、現行どおりの運用となる。利用者の利便性向上を図るため、数年以内には両社のICカードシステムの共通化を実現できるように検討していくとしている。
みちのりホールディングスは、「多くの事業分野が共通し、かつ、営業エリアが隣接する両社は、それぞれの会社の枠を超えた一体運営を行うことにより、運転士や車両などの経営資源の最適活用や、ノウハウの共有、営業部門・管理部門の統合による組織運営上の効率化を図ることができる」としている。