朝日新聞社、世界各国の約160紙の印刷・販売へ　空輸より2日以上早いケースも

朝日新聞社は、世界各国の新聞約160紙の印刷・販売を開始する。

海外紙を配信する、オランダのDigiNewsPressと国内独占販売契約を締結し、同社が提供するタブロイドサイズの海外紙の紙面データを受信し、朝日新聞社東京本社内にあるデジタル印刷機で印刷・販売する。

各国から空輸で取り寄せている新聞に比べて、2日以上早く配送できるケースもあるとしており、火曜から土曜の朝刊配達と同じ時間帯に配達する。価格は1日1部500円から。配達は2019年1月8日より開始する。当初の配達エリアは開始当初は東京都千代田区・中央区・港区・新宿区・渋谷区・文京区の全域と台東区の一部を予定している。

主な取り扱い紙は、Washington Post（アメリカ）、Los Angeles Times（アメリカ）、National Post（カナダ）など北米の約20紙、Agora（ブラジル）、La Jornada（メキシコ）など中南米の約10紙、The Observer（イギリス）、Le Monde（フランス）、Die Welt（ドイツ）など欧州の約80紙、The Hindu（インド）、Bangkok Post（タイ）、The Manila Times（フィリピン）など東アジアの約10紙、Al Ahram（エジプト）、Al Bayan（アラブ首長国連邦）など西アジアとアフリカの約20紙、The Australian（オーストラリア）、The New Zealand Herald（ニュージーランド）など豪州の約10紙。