香港航空、デマ発信者に訴訟も 一部保険会社が補償除外を通知との報道も

香港航空は現地時間1月5日、声明を発表し、運航停止や精算を申請するとの根拠のない憶測の発信者に対し、訴訟を起こすことも辞さないとの声明を発表した。

香港航空の経営不安説は、3月末までに償還期限を迎える社債の利回りが上昇していることや、共同会長や最高財務責任者(CFO)ら首脳陣6人が辞任したことなどから、年末にかけて急速に広まった。香港航空は、12月21日にも声明で、財務状況は非公開企業であることから開示せず、噂や憶測についてコメントしないと表明している。サウスチャイナ・モーニング・ポストによれば、あす1月7日より、一部の保険会社が香港航空を特別補償の対象から除外するといい、これらの動きも憶測の広がりに拍車をかけている。

香港航空は海南航空や香港エクスプレス航空などを傘下に持つ、HNAグループの航空会社。HNAグループは買収などによる急激な業容拡大によって経営状況が悪化し、資産の売却などによる経営再建を進めている。声明では、これまで通り正常に運航を行っているとした上で、「お客様に最高のサービスを提供することをお約束します」とコメントした。

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