急行「はまなす」のドリームカー、東武「SL大樹」に導入 4月13日から

東武鉄道は、JR北海道で運用されていた14系客車「ドリームカー」1両を、「SL大樹」号の客車として4月13日から導入すると発表した。

現在、「SL大樹」号は、JR四国から譲渡された14系客車3両編成での運転を基本としている。2019年は年間運転日のうち6月や9月を中心とした24日間、「ドリームカー」を中間に連結した3両編成で運転することを予定。2020年以降は年間約40日の運用を予定している。SL座席指定料金、DL座席指定料金については現行の料金に据え置く。

「ドリームカー」は、夜行急行用車両として1988年からJR北海道の急行「まりも」号に採用され、その後は急行「はまなす」等で運用されていた。今回、東武鉄道が新たに導入する車両はオハ14-505。札幌~釧路間を運転していた急行「まりも」号用として1988年に採用された5両のうちの1両で、その後、1993年のダイヤ改正で青森~札幌間の急行「はまなす」号に転用された。シートは、JR北海道で使用していたキハ183系のシート取り替えの際に転用したグリーン車用で座席数は48。車端部にはラウンジが設けられており、8脚の回転椅子と2台のテーブルが設置されている。2016年3月に急行「はまなす」号が廃止された後、東武鉄道に渡っていた。

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