JR北海道、全列車で車内販売終了 赤字続きや採用苦戦で

JR北海道は、客室乗務員による車内販売を全列車で終了する。

1997年3月からスーパーおおぞらで客室乗務員によるサービスを開始し、スーパー北斗・北斗・おおぞら・スーパーとかち・とかち・オホーツクにサービスを拡充したものの、開始当初から赤字が続いていた。2015年から一部列車でサービスを取りやめており、函館〜札幌間を結ぶスーパー北斗の6列車のみでサービスを提供している。

売上のピークは2001年度の約8億円、一方で収支は、2013年度に最大となる約3億円の赤字となった。乗務列車の減少により赤字幅は減少していたが、2017年度には1億5,300万円の赤字で、1列車に換算すると年間1,100万円の赤字となっているという。加えて2014年頃から人材の確保にも苦戦しており、3月には乗務列車に対して6人が不足するという。

JR北海道では、必要な飲食物は乗車前に購入するよう呼びかける。スーパー北斗の主な停車駅では、札幌、新札幌、南千歳、東室蘭、新函館北斗、函館の各駅の改札内外にキヨスクやセブン-イレブンがあるほか、改札内に飲料などの自動販売機も設置している。

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