ドイツのゲルマニア、経営破綻 運航を停止

ドイツ・ベルリンに拠点を置く、ゲルマニアが2月4日に破産を申請し、5日より運航を停止した。一部を除くグループ各社も事業を停止した。

ゲルマニアは、ドイツの独立系航空会社。37機を保有し、短中距離路線を中心に、欧州18空港と北アフリカと中東の60都市以上を結ぶ路線で定期便やチャーター便を運航。年間400万人以上が利用していた。

2018年夏の燃料価格の急上昇、ユーロ安、機体導入の大幅な遅れ、多数の機体の整備など、多くの予期せぬ出来事によるものとしており、Karsten Balke最高経営責任者(CEO)は、資金調達に失敗したことを明らかにしている。同社は1月に、短期的な流動資金として1,500万ユーロ以上の資金調達に成功したとしていた。予約状況は良好で、前年を上回っているとしていた。スイスとブルガリアの関連会社は影響を受けず、スイスの子会社は独自の運航ライセンスを取得した、独立した航空会社であることから運航を継続する。

予約客は、ゲルマニアに直接予約を行った場合には代行輸送は行われない。ツアーとして予約をした場合には、ツアーオペレーターへ連絡するよう求めている。