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ANA、京急大師線でウィーン線就航記念列車 “車内食”サービスも
全日本空輸(ANA)はきょう23日、京浜急行電鉄(京急)とのタイアップによる東京/羽田〜ウィーン線新規就航キャンペーンの一環として、貸切イベント列車「ANA×KEIKYU 空の旅号」を運行した。
このイベントには、応募総数4,713通の中から抽選で選ばれたANAマイレージクラブ会員28組56名が参加。大師線の京急川崎〜小島新田間の約4.5キロメートルを2往復しながら、ANAフィルハーモニー管弦楽団によるミニコンサートと、東京/羽田〜ウィーン線で提供されている機内食の試食を楽しんだ。
列車には5名の客室乗務員も乗り込み、乗客への飲み物提供などの”車内”サービスのほか、航空教室も行なった。ミニコンサートではヨハン・シュトラウス2世の「観光列車」など、オーストリアにちなんだ6曲が演奏され、参加者は流れる車窓風景とウィンナワルツの組み合わせを堪能していた。
今回のイベントを企画したのは、ANA東京本店 販売計画室 販売計画部 国際統括課の荒牧あかねさん。同社は以前から京急とのタイアップを行なっているが、ウィーン線就航にあたって利用者により喜んでもらえるキャンペーンができないかと、半年前から構想を始めた。特にこだわった点は、「車内でANAらしさを感じてもらうこと」だという。
普段は赤色が特徴的な京急の車両も、青いシートが敷かれたり、飛行機型の風船が吊るされたりと、「ANA×KEIKYU 空の旅号」となった新1000形1469編成の車内は“ANA色”に。搭乗ゲートをイメージしたドア横のボードや、搭乗券を模した参加パスなど、細部からもこだわりが窺える。
車内サービスも担当した荒牧さんは、「(短時間で)忙しい往復便だったが、お客様は笑顔で帰られた。お客様と、こうした機会を設けていただいた京急に感謝したい」と振り返った。