パリ北駅でのスト、ユーロスターの大幅遅延続く 3月末までの利用避けるよう呼びかけ

在英国日本国大使館や在フランス日本国大使館は、ユーロスターが発着するパリ北駅でユーロスターの発着遅延やキャンセルが発生しているとして、注意を呼びかけている。

これは、3月初旬からフランス税関職員による抗議運動によるサボタージュが原因。イギリスのEU離脱によりこれまで以上に慎重な荷物検査が必要となり、その検査を実施するとこのようになると実際に証明しているのだと主張している。フランスでは、ドーバー海峡沿いの港湾を中心に、3月4日からストライキを実施しており、波及した形。

収束の見通しは不明で、ユーロスターは出発が定刻の3時間から5時間遅れとなるとともに、ストライキにより1日数本が運休しているほか、運行上の理由として1日数本を臨時運休している。利用者には列車の運行状況を事前に確認する必要がある。

ユーロスターではウェブサイトに、「フランス税関職員のストのため、パリ北駅での遅延が多発しており、長時間待たせる状況となっている。3月末までの期間、必要がなければ利用を避けるよう強く勧める」と掲載している。