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カンタス航空、埋め立て廃棄物ゼロの商業フライト実施 21年末までに廃棄物75%削減へ
カンタス航空は、2020年末までに1億個の使い捨てプラスチックを削減し、2021年末までに廃棄物の75%を削減することを計画している。
きょう5月9日には、シドニー発アデレード行きのQF739便で埋め立て廃棄物を全く出さない初の商業フライトを実施した。機内で出た廃棄物などは、堆肥や再利用、リサイクルによって処分される。本来は1便あたり34キロの廃棄物が発生し、この路線だけで年間150トンに及ぶという。
カンタス航空とグループのジェットスター航空は、年間5,000万人以上を輸送し、廃棄物はボーイング747型機80機分に相当するという。使い捨てプラスチックを持続可能な代替品で代用したほか、個別包装の牛乳などの提供を取りやめた。サトウキビから作られた食事用容器や穀物デンプンから作られたカトラリーなどを提供した。紙の搭乗券や預け入れ手荷物のタグは、デジタル搭乗券や電子タグを可能な限り使用することで代用し、それ以外は持続可能な方法で廃棄した。