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東海道新幹線、セキュリティ向上に向けた取り組み強化 全駅の防犯カメラ画像を集約
JR東海は、東京オリンピック・パラリンピックを見据え、東海道新幹線でさらなるセキュリティ向上に向けた取り組みを図る。
新幹線全駅の防犯カメラと新たに設置する管理センターをネットワーク化し、カメラ画像を管理センターに集約する。これにより、各駅で駅員の目の届きにくい箇所も一元監視できる体制を整える。司令所でも、駅の防犯カメラの画像を用いて状況を監視し、迅速な対応ができるようにする。2020年5月に運用を開始する。2020年度以降、非常時に警察に駅防犯カメラの画像を伝送する設備を整備する。
列車内の防犯カメラの画像を司令所で取得できるようにする。非常ボタンが扱われた場合に司令所に防犯カメラの画像を指令所へ自動伝送することで、より迅速な対応ができるようにする。2020年3月から順次、運用を開始する。
9月からは、乗務員やパーサー、指令員のスマートフォンに導入しているグループ通話システムを、警備員のスマートフォンにも拡大するほか、司令所から列車への車内放送もできるようにすることで、不測の事態が発生した際に、乗務員が避難・誘導等の対応に専念できる体制を整える。