音速旅客機「BOOM」、順調な開発をアピール JAL出資、東京〜サンフランシスコ間が5時間半

Boom

アメリカ・デンバーに拠点を置く、Boom Technology(ブーム・テクノロジー)は、パリ・エアショーで会見し、音速旅客機「Overture」の開発が順調に進んでいることをアピールした。2020年の初飛行を目指している。

日本航空(JAL)は資本業務提携し、10億円を投資。航空会社として必要なアドバイスを行うなど、連携して開発を進めているという。記者会見では、JALとのパートナーシップを強調した。

「Overture」は、全長51.8メートル、全幅18.3メートル。巡航速度は、洋上はマッハ2.2、陸上はマッハ0.95。全席をビジネスクラスとした場合、55席から75席を配置できる。操縦はパイロット2人が担い、客室乗務員は4人が乗務できる。実用化された場合、ニューヨーク〜ロンドン間を3時間15分、東京〜サンフランシスコ間を5時間30分、シドニー〜ロサンゼルス間を6時間45分で結ぶことができる。JALのほか、ヴァージン・グループが30機の購入権を得ている。

年内にも試作機「XB-1」をロールアウトする予定だという。