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日本車輌製造、新幹線製作4,000両達成 五十嵐社長「望外の誇り」
日本車輌製造はきょう8月2日、新幹線車両の製作数が累計4,000両を達成した。
日本車輌製造における新幹線車両製作の歴史は、1962年の東海道新幹線向け試験車両開発から始まった。当時は埼玉県川口市の東京支店蕨工場で製作をしていたが、生産効率化を目的として1972年に生産拠点を豊川蕨製作所(現・豊川製作所)に集約。その後、国鉄の分割民営化などを経て、現在まで各鉄道事業者向けの車両製作を続けている。1989年4月に製作累計1,000両、2002年2月に2,000両、2010年9月に3,000両を達成し、今般、新幹線車両製作事業者として初めて4,000両に到達した。4,000両目となったのはJR東海向けN700A(G50編成)16号車の784-1050だった。
日本車輌製造の五十嵐一弘代表取締役社長は、「製作のプロセスの中で経験を積み、技術が培われてきた」と歴史を振り返った。同社によると、2018年3月末までに国内で製造された新幹線車両は12,613両で、同社は約3割のシェアを握る。五十嵐社長は「各鉄道事業者のニーズに対応した車両をしっかりと作ってきたという自負がある」と胸を張る。国内の旅客輸送において重要な位置付けである新幹線の発展に貢献してきたことについて「望外の誇り」と表現した。