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台風15号、千葉県や伊豆諸島では停電長引く見込み ホテルへの影響も
台風15号の影響で、千葉県や東京都の伊豆諸島では停電が続いている。また、ホテルへの影響も発生している。
東京電力パワーグリッドによれば、午後10時半過ぎの時点で、千葉県で約59万戸、茨城県で約4万戸、神奈川県で約3万戸、静岡県で約1万戸、東京都では伊豆諸島を中心に約1,200戸が停電している。同社によれば木更津市、鴨川市、君津市、袖ケ浦市、富津市、南房総市を中心に発生している停電は、送電線のトラブルによるものと推定している。
同社は9日、各地域の停電の復旧計画を明らかにし、千葉県については復旧が11日以降となる地域があることを明らかにした。このうち、早くて11日以降の復旧を見込んでいるのは、木更津市・君津市・鋸南町・富津市の各市町。
また、東京都の伊豆諸島では、現在、大島・式根島・利島・新島・神津島・三宅島で停電が発生している。このうち、神津島と三宅島では、倒木により、復旧現場に進入出来ていないとしている。また、大島では倒木により一部地域の復旧見込みが立っていない。
大島では、大島バスが道路状況の悪化などのため、一部路線を除き、10日も運行を見合わせる便がある見込み。その他の島でも被害が出ている模様だが、停電の影響もあり、全容は明らかになっていない。
千葉県木更津市の龍宮城スパホテル三日月では、台風15号の影響で停電が発生し、復旧に伴う通電時の9日午前7時半頃に、「龍宮城」棟の2階機械室でボヤが発生したと発表した。すでに鎮火し、宿泊客らにけがはなかった。
同鴨川市の鴨川シーワールドは、9日の営業を休止した。10日は通常通り営業を予定しているが、併設する鴨川シーワールドホテルは設備点検のため休館し、翌11日から宿泊客を受け入れることとしている。
千葉県内では、停電している地域のホテルにて炊き出しなどを実施している情報もあるが、営業状況や被害の全容などは明らかになっていない。