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デルタ航空、日本市場の重要性強調 羽田集約は「利用者の要望に沿うもの」
デルタ航空は10月3日、東京都内で記者説明会を開き、スティーブ・シアー国際事業部門社長兼グローバルセールス執行副社長が日本市場の戦略について説明した。
シアー氏は、日本市場に70年にわたって就航していることから、デルタ航空にとって「重要な市場」であることを強調した。レジャーとビジネス両面で重要な市場として、東京のほかに、名古屋や大阪へも乗り入れていることを強調。座席供給量も中国や韓国と比べて、東京は50%程度多いとした。
デルタ航空は、東京/羽田〜アトランタ・デトロイト・シアトル・ポートランド・ホノルル線の5路線を、2020年3月28日に開設する。ロサンゼルス・ミネアポリス線を合わせて、アメリカの航空会社として最多となる日米線7路線を運航することになる。羽田空港にはアメリカの航空会社として唯一、外国の航空会社として2社目となるラウンジ「デルタ スカイクラブ」を新設する。
シアー氏は羽田空港を、「最も乗客に好まれている空港で利便性が高い」と評価し、成田空港は都心から90キロほど離れており、都心に近いのが魅力的だ強調した。「新しい技術や時代の変遷の中で、いろんなものが変わっていく」と、羽田空港への完全移転は乗客の要望に沿うものとした一方、オペレーションセンターやコールセンター、メンテナンス、貨物などの一部の部門は成田空港の残るとした。
機内食の事前予約や自動チェックイン、生体認証、機内エンターテインメント、RFIDによる手荷物の追跡など、テクノロジーを活用して顧客体験を向上。機内で客室乗務員は、乗客のマイレージ会員種別や法人会員であるかなどを確認できるなど、パーソナライズしたサービスも提供する。日本線では、上野法男シェフ考案の和食メニューを提供しているほか、エアバスA350-900型機などの最新機材を投入している。