東海道新幹線700系、12月で定期運用終了 浜松工場で記念イベント

700系

2020年3月限りでの引退が発表されている東海道新幹線の700系。10月5日から静岡県浜松市のJR東海浜松工場で開催されている「新幹線なるほど発見デー」において、「ありがとう700系」と題した引退記念イベントが行われた。

700系は1999年に登場し、最盛期にはJR東海は60編成を保有していた。その後、N700系やN700Aが登場すると、700系の活躍の場は次第に減少。10月現在、定期列車として充当されているのは「こだま683号・636号・696号」の3列車のみとなった。これらの列車についても、700系での運転は12月までの予定だという。

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記念イベントにはC50編成が登場し、抽選で選ばれた鉄道ファンや親子連れが参加。「課外授業」として、車内でクイズやペーパークラフト作りを楽しんだ。現役乗務員への質問タイムも設けられ、「女の子でも運転士になれますか」といった質問のほか、「運転士としてC編成とB編成で違いを感じるところはどこですか」といったマニアックな質問も飛んだ。乗務員は「約70名の女性運転士が活躍しています」「ブレーキの効きに違いがあり、C編成は滑らかです」などと回答し、参加者は新幹線により親しみを感じた様子だった。

また、C50編成の隣には、先日廃車となったC49編成が並んだ。「ありがとう」のステッカーがあしらわれた先頭車の前で参加者は記念撮影を楽しんでいた。

C50編成も10月中の廃車が予定されており、JR東海所属の700系は3編成が残るのみとなる。

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▲引退間近となったC50編成

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▲「ありがとう」ステッカーが施されたC49編成

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▲乗務員による課外授業

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▲700系のペーパークラフトを作る子どもたち

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▲課外授業の締めは「敬礼」

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