台風直撃の12日に東京・大阪で移動できる手段は「北陸周り」?【コラム】

台風19号

台風19号は、11日午後11時現在、12日の夕方から夜にかけて東海地方から関東地方に接近・上陸する見込みだ。東京と大阪を移動できる手段を検証する。

10月12日は、東海道新幹線は始発から東京~名古屋駅間で運休する。在来線の東海道線も計画運休するとしている。東京・大阪を結ぶ航空便もほぼすべて欠航する。東京・大阪間の高速バスも運休を決めており、高速道路も通行止めになる見込みだ。

北陸新幹線

現在までの発表で、12日に移動出来る見込みが高いのは「北陸周り」だ。東京~金沢までを北陸新幹線で移動し、金沢~京都・新大阪・大阪間を北陸線・湖西線・東海道線経由の特急「サンダーバード」で移動する手段だ。

北陸新幹線は、東京発の下り線(金沢行)は、午後1時24分発のはくたか565号まで運転する予定だ。金沢発の上り線(東京行)は、午前11時45分発のかがやき528号まで、東京まで運転する予定だ。

サンダーバード

一方、特急サンダーバードは、大阪から金沢行きは、大阪駅午後0時42分発のサンダーバード23号まで、金沢から大阪行きは、金沢駅午後0時14分発サンダーバード22号まで運転するとしている。なお、湖西線で強風が見込まれるため、一部列車を湖西線を通らない米原経由で運転し、20~40分の遅れが見込まれるとしている。なお、特急しらさぎは終日運休する。

東京から金沢経由で大阪まで移動する場合、ダイヤ上では、東京駅午前9時20分発、かがやき507号に乗車すれば、金沢駅には午前11時54分に着き、同駅午後0時14分発サンダーバード22号大阪行に乗り継げる。

一方、大阪から金沢経由で東京まで移動する場合、大阪駅午前8時10分発、新大阪駅午前8時14分発、京都駅午前8時41分発の特急サンダーバード13号にのれば、所定の金沢到着予定時刻が午前11時2分、43分の乗り継ぎ時間で、午前11時45分発のかがやき528号東京行に乗り継げる計算だ。ただ、経路変更などによる遅れによっては、乗り継ぎが厳しくなる恐れがある。

現時点では、この「北陸周り」ルートが、12日の東京・大阪間移動の比較的確実なルートになる可能性が高い。もちろん、台風が接近する明日12日は不要不急の外出は控えるべきだ。編集部ではこの乗り継ぎについて責任を負えないが、あくまで緊急を要する場合の最終手段として活用してほしい(記事執筆現在の情報です、最新の情報は各社の発表をご確認ください)。