一部不通の身延線、14日始発から通常運行へ 東京~甲府間は鉄道アクセス可能、新幹線利用で3時間台

JR東海 373系

JR東海は、一部区間で運転を見合わせている身延線について、あす10月14日から全線で運転を再開し、通常通り運転する計画であることを明らかにした。

身延線は、内船~甲斐大島駅間で線路に土砂が流入したほか、下部温泉~甲斐常葉駅間で線路内の砕石の一部が流失していることがわかり、西富士宮~鰍沢口駅間で13日に終日運転を見合わせた。14日は富士~甲府駅間で始発列車から通常通り運転する予定。

これにより、首都圏と甲府市などの鉄道アクセスが確保される。東京と甲府駅間は、東海道新幹線と身延線でアクセスができることになる。

東京駅からは、午前7時3分発のひかり467号岡山行に乗車し、静岡駅に午前8時3分着。同17分発の特急(ワイドビュー)ふじかわ1号に乗り継ぐと、甲府駅に午前10時30分に到着する。所要時間は3時間27分。

甲府駅からは、午前6時22分発の特急(ワイドビュー)ふじかわ2号静岡行に乗車し、富士駅に午前8時11分着。同15分発の東海道線普通列車熱海行きに乗り継ぐと、三島駅に同43分に到着する。同52分発のこだま810号に乗車することで、東京駅には午前9時47分に到着できる。所要時間は3時間25分。

JR東日本によれば、小淵沢~甲府駅間も14日始発から運転を再開する予定で、ダイヤ上午前5時35分発の小淵沢駅発の普通列車を利用すれば、甲府駅午前6時22分発の特急(ワイドビュー)ふじかわ2号静岡行に乗り換えられる見込み。

このほかに静岡駅経由で、特急(ワイドビュー)ふじかわ号を利用するなどの方法でも、概ね4時間程度の所要時間で東京~甲府駅間を移動できる。

東京と山梨県の間は、14日も中央本線経由や中央高速道路経由の移動が難しい見込みのため、東海道新幹線・身延線経由が鉄道利用の最速ルートとなる見込み。

詳細はこちら