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台風で一部運休続く北陸新幹線の代替ルート 東京~富山間の移動は「超快速」利用もアリ?【コラム】
東京~富山間は新たに追加されたルート「えちごトキめき鉄道経由」が便利
実は16日までに、JR西日本から新たな発表があった。それは、北陸新幹線の東京方面と北陸方面を結ぶ乗車券をもっている旅客に、東海道新幹線経由のほかに2経路の利用を認める発表だ。
東京方面~(上越新幹線)~長岡駅~(信越本線)~直江津駅~(えちごトキめき鉄道線(しらゆき号))~上越妙高駅~(北陸新幹線(はくたか号))〜富山・金沢方面のルートには注目したい。乗り継ぎが多そうに見えるが、しらゆき号に乗車すれば、上越妙高駅から長岡駅まで直通で移動できる。
一例として、東京駅を午前8時52分に出発するとき309号に乗車し、長岡駅で午前11時19分発の特急しらゆき4号に乗り継ぎ、上越妙高駅まで向かい、同駅始発のはくたか459号(通常ダイヤのはくたか559号のダイヤで運転)を利用すると、富山駅には午後1時16分、金沢駅には午後1時39分に到着する。東京駅からの所要時間は富山駅までなら約4時間半で、金沢駅で乗り継ぎが必要な東海道新幹線経由より早く到着するか、匹敵する。
しらゆき号の車両は、JR常磐線で主に東京(上野)~水戸駅間を結んでいた特急「フレッシュひたち」の車両をリニューアルして使用しており、印象は良かった。
長岡~直江津駅間は、JR東日本がノンストップの臨時快速列車を運行しており、ネット上の情報では、17日まではしらゆき号の車両を使用していたという情報もある。17日までは1日3往復を運行していたが、18日からは1日1往復に変更する。
直江津駅からは、上越妙高駅もしくは糸魚川駅に向かう方法がある。上越妙高駅発着の北陸新幹線はわずかであり、糸魚川駅に向かうほうがいいこともある。いずれの場合も、えちごトキめき鉄道の運賃と乗車全区間の特急券代を別途支払う必要がある。
JR東日本新潟支社は糸魚川駅から北陸新幹線に乗車するルートを案内しているが、このルートの場合、上越妙高~糸魚川駅間の乗車を放棄する扱いになるとみられる。
ほくほく線「超快速」なら富山→東京が約4時間!
同様の扱いが行われるのであれば、越後湯沢~直江津駅間をほくほく線経由で移動できる。
ほくほく線経由で移動した場合の北陸から東京方面のルートは、金沢駅午前11時56分発、富山駅午後0時19分発のはくたか462号(はくたか562号の時刻で運転する上越妙高行臨時列車)で、上越妙高駅で妙高はねうまラインに乗り継ぐと、直江津駅から越後湯沢行超快速に乗り継げる。越後湯沢駅到着は午後2時55分、東京駅到着は午後4時28分。富山駅から東京駅までの所要時間は4時間9分で、北陸新幹線不通時の最速クラスだ。