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ユナイテッド航空、脱炭素化に4,000万米ドル投資へ
ユナイテッド航空は、環境の持続可能性を考慮する取り組みに、4,000万米ドル(約43.4億円)を投じることを明らかにした。
ユナイテッド航空のスコット・カービー社長は、シカゴで開かれている事業戦略発表会「Flight Plan 2020」で、「ユナイテッドは環境の持続可能性において業界のリーダーであり、2050年までに二酸化炭素排出量を2005年と比べて半減するという大胆な公約を発表した初めてのアメリカの航空会社でもあります。しかし、この目標を達成するためには、気候変動に適応するために進化している航空会社として満足することはできない。私たちは、気候変動と闘うための革命を先導する航空会社になることを目指しており、この新たなイニシアティブは、環境への影響を減らし、より持続可能な未来に向かって飛ぶための力を私たちに与えてくれるでしょう」と述べた。
ユナイテッド航空は、2016年からロサンゼルス国際空港で、AltAir Fuels社が供給する、天然油や農業廃棄物を活用したバイオ燃料の使用を開始。毎日継続的に持続可能な航空燃料を使用する、世界初の航空会社になった。
この他に、アメリカ・カリフォルニア州のフルクラム・バイオエナジー社に3,000万米ドル以上を投資し、10億ガロン近くの購入オプションを得ている。さらに400機以上のボーイング機に「スプリット・シミター」を採用し、燃料消費量を約2%削減しているほか、リサイクル出来ないプラスチック製マドラーやカクテルピックを廃止し、竹製品への置き換えも進めている。