東京メトロ、銀座線渋谷駅新駅舎デザインなどを発表　年末年始は一部区間運休

2019年10月29日

東京地下鉄（東京メトロ）は、2020年1月3日始発から、銀座線渋谷駅新駅舎の供用を開始する。

銀座線渋谷駅は1938年に開業。1日約22万人が利用している（2018年度）。2009年から駅移設工事を進めてきており、今年12月27日夜から来年1月3日早朝にかけて線路切換工事・ホーム移設工事を実施し、同日始発から新駅舎の供用を開始する。

新駅舎はホーム幅が約6mから約12mに拡幅されるほか、多機能トイレといったバリアフリー設備も備え、明治通り上にM型アーチ状のフォルムの駅舎が整備される。

同社によれば、新駅舎のデザインについて、変化し続ける渋谷の近未来的な要素を取り入れつつ、地上から見上げた時に駅舎の圧迫感を感じさせない外観とし、内観は、屋根をアーチ構造にすることで、柱のない広々としたホーム空間を実現する。

来年1月3日の新駅舎供用開始時点の乗り換え導線は、銀座線と副都心線・東急東横線の間が、明治通り方面改札から、渋谷ヒカリエ内のエレベーター及びエスカレーターを経由し乗り換えられる。銀座線と、半蔵門線・東急田園都市線・JR線・京王井の頭線の間が、渋谷スクランブルスクエア方面改札から、乗換通路もしくは現降車ホームを経由して乗り換えられる。

新駅舎内のトイレは、開業時に、2階コンコース内のトイレを利用できるほか、2020年度内にホーム上にトイレを整備する。また、ホームドアと、銀座線ホームと地上を結ぶエレベーターを、同年度内に整備する。