シンガポール航空、東京/成田〜シンガポール線へのエアバスA380型機投入期間変更 2025年5月1日から
ANA Cargo、ボーイング777Fを東京/成田〜シカゴ線に投入 大型機で北米直行便
ANA Cargoは、ボーイング777Fを東京/成田〜シカゴ線に投入を開始した。
運航便数は週3便で、ウエスタン・グローバル・エアラインズが運航する共同運航(コードシェア)便(アンカレッジ経由)と、日本貨物航空(ポートランド、アンカレッジ経由)のそれぞれ週2便を合わせると、実質的にデイリー運航となる。シカゴからは、ジェットエアウェイズのネットワークを通じて、マイアミやニューオーリンズ、フィラデルフィアなどへの輸送もできる。
ANA Cargoは、ボーイング777Fを2機保有。全長63.7メートル、全高18.6メートル、全幅64.7メートルで、実用航続距離は9,070メートル。エンジンはゼネラル・エレクトリック製のGE90エンジンを2基搭載する。従来型のボーイング767F型機と比較して、貨物室の高さは約1.2倍の3メートルに拡張しており、これまで搭載できなかった20フィートパレット(荷役台)に対応した。搭載重量は約2倍の102.01トン。航空機エンジンや半導体製造装置、リチウムバッテリ-や医薬品などの危険品・特殊品を大量に輸送できる。貨物を満載した際の実用航続距離は約1.5倍の9,070キロとなったことで、アメリカ東海岸までノンストップで運航できるのが特徴。機体には北米に生息する青い鳥「アオカケス」を意味する「BLUE JAY」の愛称が付けられている。
米中貿易摩擦の影響で半導体の輸送需要は低迷しており、上期の貨物輸送量は前年比15%減となった。下期も同様の推移を見込んでいるものの、これまでニーズに応えることができなかった、半導体製造装置や自動車などの輸送が可能となったことが認知されることで、輸送量の増加も見込めるという。初便は自動車や半導体などの貨物を満載し、定刻の午後0時40分に出発。シカゴからは、健康関連機器や医薬品、自動車部品など約80トンを搭載する。
これにより、ボーイング777Fは、東京/成田〜シカゴ線に週3便、東京/成田〜上海/浦東線に週5便を合わせた、2路線に投入することになる。
■ダイヤ
NH8402 東京/成田(12:40)〜シカゴ(10:30)/火・木・土
NH8401 シカゴ(15:30)〜東京/成田(18:55+1)/火・木・土
NH8403 東京/成田(23:30)〜上海/浦東(02:05+1)/火・水・木・金・土
NH8404 上海/浦東(04:20)〜東京/成田(07:55)/水・木・金・土・日