ヴァリエホテル広島、11月25日閉館
1つ星の宿にも歴史あり? “ほぼ最低評価の宿”に泊まりに行ってみた【レポート】
弊誌では以前、「最低評価の宿に行ってみた」という記事を掲載した。宿泊予約サイトで「星1」評価が付いている宿は本当に「最低評価」なのか、実状を探るというものだ。宿の名前を隠さず、あくまでフラットな視点でレポートしたこの宿泊記は賛否両論さまざまな意見を頂いた。
何の因果かその企画の犠牲となり、最低評価「星1」の宿に送り込まれた筆者。それからというもの、こんな苦行はもう二度とやりたくないとへそを曲げ続けていた。しかし、鬼の編集長はこの他にも沢山の「星1ストック」を抱えていたのである。
あれから約2年、筆者はついに第2弾の宿に送り込まれてしまった。あれこれと理由をつけて棚上げしていたのだが、「星1企画は地球よりも重い」という編集長の剣幕についに屈してしまったのだ。(※実際にそんなことは言っていません)
そんな経緯の第2弾で取り上げることとなったのは、静岡県裾野市の「割烹旅館 勢力」。予約サイトR社での口コミ総合評価は星1.20という「ほぼ最低評価」だ。「飯はノーコメント」というコメントから、“割烹旅館”という文句に心を躍らせてはいけないということがわかる。清潔感は特に難があるようで、
「汚い!」「最悪!」「信じられない!」
という悶絶躄地の声が並ぶ。また編集長はとんでもないシロモノを見つけてきたものだな……。気が滅入りそうな中、「亭主の人柄だけはいい」という口コミだけがせめてもの救いである。