ANAの機長、乗務前検査でアルコール検出 4便遅延

ANA(ボーイング787-10型機)

全日本空輸(ANA)は11月7日、福岡発東京/羽田行きのANA242便に乗務予定だった機長(40代男性)から、乗務前検査でアルコール反応があり、別の乗務員と交代したため、4便が遅延したことを明らかにした。

遅延したのは、福岡発東京/羽田行きのANA242便とANA244便、東京/羽田発沖縄/那覇行きのANA469便、沖縄/那覇発東京/羽田行きのANA468便。最大で出発が1時間13分遅れた。影響人数は1,955人。

この機長は、福岡空港に前日の6日午後5時5分に到着。午後7時30分頃にホテルから福岡市内の居酒屋に移動し、午後8時ごろから午後10時ごろまで、ビール(500ミリリットル)を4本飲酒。午後10時半頃にホテルに戻り、就寝した。翌日の7日午前6時47分に福岡空港に出社後、午前6時57分に乗務前アルコール検査で、基準値を超える1リットルあたり0.22ミリグラムのアルコールが検出されたため、乗務員を交代した。

ANAでは、緊急対策として全運航乗務員に事象発生を共有し、自己管理の再徹底の注意喚起を行った。処分は社内規定に則り、対処するという。

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