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デリバリーフライトのガルーダ機でハーレーや高級自転車密輸 CEO関与か
ガルーダ・インドネシア航空が受領した、エアバスA330−900neoのデリバリーフライトで、高級自転車などが密輸されていたことが税関の摘発でわかった。
11月17日、フランスのトゥールーズ発ジャカルタ行きのデリバリーフライトの機内で、ハーレーダビットソンのオートバイやブロンプトンの自転車が分解された状態で発見されていた。ブルームバーグによると、これらは、イ・グスティ・ングラ・アスカラ・ダナディプトラ最高経営責任者(CEO)の指示により、アムステルダムの財務マネージャーが購入し、部下に運ばせた疑いが強まっている。
インドネシア財務省は12月5日に開いた会見で詳細を明らかにし、これらの荷物の税関への申告がなかったことを強調した。脱税による国の損失は最大で15億インドネシア・ルピア(約1,160万円)に及ぶという。
アスカラ氏は、2018年9月に国営企業であるガルーダ・インドネシア航空のCEOに就任し、経営再建を指揮していた。アスカラCEOは臨時株主総会で解任される見通し。関与が疑われる取締役の職務も一時的に停止した。
インドネシアの輸入関税は、必需品は低率であるものの、贅沢品は最大で200%が課される。(写真:インドネシア財務省)