500ドットコム元CEO、米当局が起訴 海外腐敗行為防止法違反
東京地検特捜部、秋元司衆院議員を再逮捕 元政策秘書と加森観光会長を在宅起訴
統合型リゾート(IR)参入をめぐる絡む汚職事件で、衆院議員の秋元司容疑者らが1月14日、東京地検特捜部に再逮捕された。
NHKによると、再逮捕されたのは、衆院議員の秋元司容疑者と、中国のオンラインくじ企業の500ドットコム副社長の鄭希容疑者、顧問の紺野昌彦容疑者と仲里勝憲容疑者の4人。
秋元司容疑者は、2017年8月に那覇市で開かれたシンポジウムの講演料200万円と、12月にマカオを訪れた際の旅費150万円相当の利益供与を受けた収賄、500ドットコムの3容疑者はこれらの贈賄の疑いがある。同日には、約380万円相当の収賄罪で起訴し、鄭希容疑者と紺野昌彦容疑者も、2017年9月に現金1,500万円を申告なく日本国内に持ち込んだ、外国為替法違反で起訴した。
新たに、ルスツリゾートなどを展開する加森観光の加森公人会長を贈賄、秋元司衆院議員の元政策秘書の豊嶋晃弘氏を収賄の疑いで、在宅起訴した。
秋元司容疑者は、国土交通副大臣や内閣府副大臣を務め、国際観光産業振興議員連盟(IR議連)のメンバーでもある。2017年8月には、沖縄・那覇市で開かれた、500ドットコムが主催したカンファレンスに登壇していた。500ドットコムは、北海道や沖縄で、統合型リゾート(IR)の開設を目指していた。