プリンセス・クルーズ、乗客の検疫で2月4日横浜発のクルーズ中止 横浜港接岸はあす以降に

プリンセス・クルーズ(サン・プリンセス)

プリンセス・クルーズは、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客が新型コロナウイルスに感染していたことがわかり、2月3日夜から大黒ふ頭沖で乗客全員の検疫を行っている。

コロナウイルスに感染した男性の乗客は、1月20日に横浜で乗船し、1月25日に香港で下船。下船の7日後となる2月1日に、新型コロナウイルスの陽性反応があった。クルーズに乗船していた乗客の家族への感染は確認されていない。

「ダイヤモンド・プリンセス」には現在、乗客2,666人と乗員1,045人の計3,712人が乗船しており、大黒ふ頭沖に停泊している。報道によると、きょう2月5日中には横浜港に接岸しない模様。

このため、当初は遅延運航を予定していた、2月4日に横浜港、2月6日に神戸港を出発予定だった、「陽気に沖縄・台湾クルーズ9日間」の運航を中止する。また、プリンセス・クルーズでは、5月と6月の一部のクルーズの寄港地を上海から横浜港に変更する。

プリンセス・クルーズは、カーニバル・コーポレーション傘下のクルーズ会社。「ダイヤモンド・プリンセス」は長崎で建造され、主に日本発着のクルーズで使用されている。

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