ANA、東京/成田〜ホノルル線の「FLYING HONU」1日2便化前倒し 6月から

全日本空輸(ANA)は、東京/成田〜ホノルル線に投入しているエアバスA380型機「FLYING HONU」での1日2便での運航を、当初計画していた7月1日から1ヶ月前倒し、6月1日から開始する。

3機目となる「サンセットオレンジ」塗装のエアバスA380型機の受領に伴うもので、1月24日に塗装を完了。4月にも受領することを計画している。これにより、発注したすべての機体を受領することになる。

現在、ボーイング777-300ER型機で運航している、NH182便とNH181便の月・水・木・土曜運航便が対象となる。これにより、ANAは東京とホノルルの間を、東京/成田発着はエアバスA380型機で1日2便、東京/羽田発着はボーイング787-9型機で1日1便の計1日3便を運航することになる。

客室は、1階の全席をエコノミークラス383席、2階はファーストクラス8席、ビジネスクラス56席、プレミアムエコノミークラス73席の計520席を配置。ファーストクラスは日本初となるドアを装備した個室シートで、座席配列は「1-2-1」。32インチのタッチパネル式大型液晶ワイドスクリーン、大型のテーブル、左右の読書灯と食事灯、ジャケットの収納ができるクローゼット、複数の小物入れ、PC電源、USBポートを装備する。ビジネスクラスは全席通路側のフルフラットシート。座席配列は「1-2-1」で、従来のスタッガード配列を変更し、隣同士で着席できるペアシートも用意した。18インチのタッチパネル式大型液晶ワイドスクリーン、大型のテーブルとサイドテーブル、PC電源、2ヶ所のUSBポートを装備する。プレミアムエコノミークラスは「2-3-2」配列で、シートピッチは38インチ。15.8インチのタッチパネル式パーソナルモニター、約90度に回転し、通路へのアクセスが容易な大型テーブル、レッグレスト、フットレスト、6方向に調整できるヘッドレスト、PC電源、USBポートを装備する。エコノミークラスは「3-4-3」配列で、シートピッチは34インチ。2種類のファブリックを採用することで明るい雰囲気を演出した。13.3インチのタッチパネル式パーソナルモニター、6方向に調整できるヘッドレスト、PC電源、USBポートを装備する。

日本の航空会社としてエコノミークラスに初のカウチシート「ANA COUCHii」を設置し、隣接する座席のレッグレストを上げて、3席か4席をベッドのような状態として過ごすことができる。シートピッチは32インチ。エコノミークラスに追加料金を支払うことで利用できる。ファーストクラス、ビジネスクラス、エコノミークラスではバーカウンター、1階後方にはシンクや着替え台、ベンチシート、おむつ交換台などを配置した多目的ルームも設置している。

詳細はこちら