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高輪ゲートウェイ駅が完成、14日開業 記念式典は実施せず
山手線でおよそ半世紀ぶりの新駅となる高輪ゲートウェイ駅が完成し、JR東日本は9日、メディアに公開した。
3月14日に開業する高輪ゲートウェイ駅は、品川駅から約0.9キロ、田町駅から約1.3キロの地点に位置し、山手線と京浜東北線が停車する。山手線の駅としては30番目、京浜東北線の駅としては47番目となる。
駅舎の設計は建築家の隈研吾氏が担当した。駅周辺の再開発事業「グローバルゲートウェイ品川」の中核施設として日本の魅力を発信するため、「和」を感じさせるデザインを目指したという。壁や天井等、駅の随所に福島県産の杉材等が使用されている。
駅構内には、最新技術を用いた施設や設備を実験的に導入する。改札口には、ICカードをタッチしやすいよう、センサー部を斜めに設置した新型の自動改札機を設置した。改札内コンコースには、客が手に取った商品を認識して自動的に購入金額を算出する無人AI決済店舗「TOUCH TO GO」が3月23日に開業する。
このほか、自律移動型の清掃・警備ロボットや、乗り換えや駅構内の案内などが音声会話でできるAIサイネージなどが導入されている。
なお、JR東日本によると、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、開業日の記念式典などは実施しない方向だという。