イタリア全土に渡航自粛勧告、バチカンにも新規発出 外務省が感染症危険情報

外務省は3月9日、イタリアとバチカン市国の感染症危険情報を新規発出もしくは引き上げた。

イタリア・ヴェネト州、エミリア=ロマーニャ州の感染症危険情報を、「レベル3(渡航中止勧告)」に引き上げたほか、新たに、ピエモンテ州、マルケ州、サンマリノに「レベル3」、すでに、ロンバルディア州には「レベル3」を発出している。それ以外のイタリア全土とバチカン市国に「レベル2(不要不急の渡航は止めてください。)」を発出した。

イタリアでは1月30日に、新型コロナウイルスの感染者が2人確認され、2月中旬以降に北部で爆発的に感染者数が増加。3月1日に3つの州に対して発出していた感染症危険情報を「レベル2」に引き上げ、3月6日はロンバルディア州を「レベル3」としていた。イタリア政府は3月8日、北部のこれらの州で移動を制限する首相令を出している。

在留邦人や渡航者に対しては、現地の状況が急激に悪化する可能性も念頭に、現地の最新情報の収集と感染予防に万全を期すよう求めている。

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