外務省、ヨーロッパ各地に感染症危険情報 スイスとスペイン一部は渡航自粛勧告

外務省海外安全ホームページ

外務省は3月12日、ヨーロッパ各国に対して、感染症危険情報を新たに発出もしくは引き上げた。

スイスのティチーノ州と、スペインのマドリード州、バスク州とラ・リオハ州を「レベル2(渡航自粛勧告)」に引き上げた。また、アイスランド、オーストリア、オランダ、スウェーデン、スロベニア、デンマーク、ノルウェー、ベルギー、モナコ、リヒテンシュタイン、アンドラ、ルクセンブルクに「レベル1(注意勧告)」を新たに発出した。ドイツとフランス全土、スイスとスペインのその他の地域の「レベル1」の発出は継続する。

スイスでは3月11日時点で、新型コロナウイルスの感染者が612人となり、うち128人が北イタリアと国境を接するティチーノ州などで報告されている。スイスの他の地域と比べて、1万人あたりの感染者数が高い状態であることを勘案し、引き上げを決めた。

スペインでは3月11日時点で、新型コロナウイルスの感染者が2,128人となり、特にマドリード州で1,024人、バスク州で225人、ラ・リオハ州で179人と、多数確認されている。保健省はマドリード州とラ・リオハ州の全域、バスク州の一部を「ハイレベル感染地域」に指定しており、スペインのの他の地域と比べて、1万人あたりの感染者数が高い状態であることを勘案し、引き上げを決めた。

他の新規発出国では、アンドラやルクセンブルクを除く国で、新型コロナウイルスの感染者が増加している。アンドラとルクセンブルクを国境を接する国での感染者数が増えていることから、十分な注意が必要であるとしている。

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