水月ホテル鷗外荘、5月末で営業終了 森鷗外ゆかりの宿、都内第1号の天然温泉も

水月ホテル鴎外荘

東京・上野の水月ホテル鷗外荘は、5月31日をもって営業を終了する。

運営会社の水月は、1946年に設立。資本金は6,000万円。本館と新館、東館から構成され、全124室を備える。宴会場5ヶ所、会議室3室、大理石風呂と古代檜塗り風呂の大浴場2ヶ所を設けている。

文豪の森鴎外の旧邸を囲むように建物が建てられており、邸内のかつて「舞姫」を執筆した日本の間を「舞姫の間」と名付け、食事処や宴会場として開放。都内第1号に認定された天然温泉「天然鴎外温泉」にはファンも多かった。

ホテルによると、営業終了は新型コロナウイルスの感染拡大の影響などが一因だといい、余力があるうちに営業を終了することを決めたという。売却先など、今後については未定とした。

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